ららぽーと名古屋みなとアクルス 売上、客足とも好調

2019/03/19 06:27 更新


 ららぽーと名古屋みなとアクルスは昨年9月28日の開業以降、売り上げ・客数ともに好調だ。メディアやSNSで多く取り上げられたことも大きい。

 ファッションや飲食など217店を構え、屋外には8000平方メートルの広場や、屋根付きの900平方メートルのイベントスペース「デカゴン」などで名古屋には無かった新しい楽しさを提供。商圏は5キロ圏の地元が中心だが、三重や岐阜などの広域からの来場客も増えている。顧客の中心は30~40代のファミリー層でリピーターも多い。

 「特に好調なのは飲食」(伊藤正彦三井不動産商業マネジメント所長)という。1、3階に設けたフードコートは平日でも満席。3階は和の雰囲気を感じさせる設計で、愛知県初出店や新業態店が並び、新しいもの好きの名古屋人に受け入れられている。物販では「ディーゼル」や「アヴィレックス」などの高感度ファッション店舗も多数出店しており、高品質な商品を手に入れたい顧客が多く、順調に売り上げを伸ばしている。スポーツ、アウトドアにも力を入れ、「ゼビオ」や「コロンビア」など、ショップが充実。アウトドア各店が協業したイベントも行っている。

 地域貢献活動にも力を入れる。港区と協業し、知識や接し方を教える認知症サポーター養成講座を実施した。受講者にはオレンジリボンが渡され、周りの人に認知症に関する知識を伝えたり、認知症患者やその家族を手助けすることができる。今後も地域や地元行政などとの連携で地域貢献活動を強めていく。

センターコートの様子


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