国内レディスシューズの26年春夏向けは、品のある女性らしさに着目したスタイルが目を引いた。クラシックな要素を残しながら、現代的な軽やかさのあるバランスに仕上げている。春から初秋まで長く使える開放感のあるデザインが増えた。
(須田渉美)
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バックスリングサンダルが多彩
春夏はフェミニンなパンプスが復活している。季節を問わないバックスリングサンダルはバリエーションが増え、5~6センチヒールも目立っている。
繊細なパンプスに定評のある「ヘンリエンヴァーゴ」は、甲の部分を曲線のV字にカットしたバックスリングサンダル、アッパーをプリーツ仕立てにしたミュールなど、シンプルながらも職人技の光る製品が揃う。トレンドアイテムでもあるポインテッドシルエットのオープントウパンプスも柔らかな曲線を強調し、ディテールをしっかりと作り込む。リボン装飾にストリングスを添え、きりりとした表情に仕上げた。

「トーガプルラシュー」は、「トーガ」の象徴モチーフの一つ、ウェスタン刺繍を施したキトゥンヒールのミュールを作った。メンズライクな雰囲気もある、かかとをリボン結びするように見せたバックスリングがフェミニン。薄いブルーのスエードが優しい雰囲気を高めている。
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