海外ブランドの25年秋冬レディスシューズは、強さと品のある女性らしさを備えたデザインが目を引いた。繊細なスクエアトウなど、シルエットそのものにフォーカスしてモダンな美しさを提案している。春夏に続いて、パイソンやレパードなどのアニマル柄も多い。また、季節性のないローファー、メリージェーン、バレエシューズ、エンジニアブーツは継続トレンドになっている。
(須田渉美)
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広めのスクエアトウ
新たに広がっているのは、広めのスクエアトウで甲を薄く見せるデザイン。「ポールアンドリュー」は、しなやかなレザーを生かしてミニマルな線の美しさを強調した。スリッポン、ミュール、パンプス、ショートブーツ、サイハイブーツは、グラフィカルなカットのヒールがアクセントになっている。ブーツは装飾のないモデルに加えて、シルバーカラーのプレートで甲を覆ったパンクなモデルもある。

「ネブローニ」を象徴するアイテムの一つに、フロントの直線を強調したブーツがある。今回はそのシリーズにスクエアトウが加わった。センターシームを入れて引き締まった表情に仕上げている。マスキュリンな強さと、エレガントな女性らしさを併せ持つ。