国内バッグメーカーは25年秋冬、暑い時期が長引き、着るものが薄手になる期間が長いことから、季節感をバッグで演出する。その一つとして目立ったのがファーバッグで、トレンドのバッグチャームの企画も増えている。
(吉野光太朗)
ファーバッグはフェイクファーが多い。毛足は長いものから短いものまで様々だ。
スタイルの「ミラ・ショーン」はフェイクファーのバッグが人気で、24年秋冬の消化率が約80%に達した。25年秋冬はツーウェーポシェット(税込み1万5400円)とツーウェーショルダーバッグ(1万9800円)の2型で、新色グレー、グリーン、ブラウンを企画した。毛足が長くふかふかしており、前後の両側が濃淡のバイカラーになっている。ねじりデザインの持ち手がポイントだ。

クイーポの「クレイサス」で初となるファーバッグシリーズは、トイプードルをイメージした。もこもこした手触りで、ボディーに付けた白のステッチ入りブランドロゴがアクセント。1万5400円。色はアイボリー、ブラック、ブラウンを揃えた。