量販店を主販路とするレディスアパレルメーカーの21年秋物商談が活発になってきた。3月から店頭が動きが出てきた影響で、バイヤーのバイイング意欲も旺盛だ。ただし、コロナ禍で増加する引き付け型発注の要望は日を追うごとに強まり、原材料高騰や円安などの懸念もある中、舵(かじ)取りが難しくなっている。
(森田雄也)
フォーマル売れる
3月に入って徐々に気温が高まり、市中の人の動きが活発になりつつある。郊外型の大手専門店チェーンをはじめ、GMS(総合小売業)、通販で春物の動きが良くなってきた。
名古屋地区のレディスアパレルによる合同展「シグマ展」が3月16日から4日間、開かれた。来場は例年の「6、7割」と見られるが、複数のアパレルが「地方を含めて昨年12月のシグマ展よりも多くのバイヤーの来社があった」と話す。「店頭の調子が良いからか、バイヤーの展示場を見る動きが軽やか」といった声も聞かれた。
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