――昨年を振り返って。
年初の地震に始まり、豪雨災害や、世界の戦争も終わるどころか激しさを増すなど、晴れない1年という印象でした。景気は想定通りで、中国経済の停滞が続きました。欧州は後半に回復するかと期待したのですが、当てが外れました。
良い方の話としては、米国が1年を通じてある程度堅調だったこと。物価高もあって後半は弱含みと見ていましたが、意外に良かった。
米中対立の懸念も高まっています。直接のサプライチェーンは関税などで分断されて過渡期には動揺もあるでしょうが、それを迂回した世界の貿易構造が出来ていずれは落ち着いていくだろうと見ています。
新たな増設も検討
――各事業の概況は。
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