「外はカリッ、中はふんわりなんです」。松屋銀座本店はリビング売り場の「バルミューダ・ザ・キッチン」で、人気のトースターをはじめとするバルミューダ製品の実演販売を常時行い、好評だ。同店はバルミューダ初のブランドショップとして昨年11月末にオープン。売り上げは予算比20～30％増で推移、オーブンレンジの発売が重なった年末から年始にかけては45％増という伸びも記録した。
「高感度な若いご夫婦をはじめ、新客の誘引となると見込んでいたが、反響は想定以上」。そう話すのは、佐藤一基リビング・呉服・美術部MD課バイヤー。
今、キッチン家電の新しいトレンドの波が広がっている。働く女性が増え、時短を可能にする家電への需要が高まる一方で、暮らしへの関心が強まり、インテリアになじむデザイン性も兼ね備えた商品が求められている。
百貨店やライフスタイルショップだけでなく、ファッションのセレクトショップで販売されるブランドも増えてきた。
