わたしが女性を応援するわけ(藤永幸一)

2016/04/23 00:00 更新


研修などで、女性を応援するという主旨の話をしています。

何故、女性を応援するのか? 男性、女性のどちらが優れているかを論じるつもりは、全くありません。「違い」はあっても、「優劣」とは関係ありません。

たとえば、男性は、目的志向が強く、どちらかといえば本能的には狩猟で獲物を射止めることが刷り込まれています。これは、仕事においても目標を決め、段取りを組み、手順を考え、成果を求める姿です。組織、チームの目標が達成されやすい環境で圧倒的な強みを発揮します

強力なリーダーの存在がチームを牽引する、などです。あるいは、組織、チームが拡大基調にある場合にも結果が見えやすいようです。ただし、現在のようなマーケット環境では、なかなか思うようにことが運ばないのも事実でしょう。

ある意味、いまのマーケットは成熟期に入っている。または、競合他社が多すぎて予算達成が難しい。ビジネスツールの 進化スピードが早くて、現場が追いつけないなどの理由が考えられます。今はスケールよりも中身の充実、改善に集中が求められる環境です。

 


 

一方で、女性は、目の前の環境をより良いものにしようという志向がとても傾向を持っています。結果がどうなるかはわからない。でも、次から次に色々な手を考え出します。そしてためらわずにチャ レンジします。このアイデアの柔軟性と行動力は、女性の持つエネルギーであり、力です。

チームが行き詰っているとき、突破口を作るのは女性が得意だと考えるのは、そんな理由からです。そして、もう一つ、周りの人とリレーションをつくる柔軟性も女性は長けています。 こういう「強み」をチームのために活かさずして、何が仕事か、マネジメントか・・・とそう思う訳です。

組織で仕事をしているのは、男性と女性。双方の強みを活かした仕事の仕方を考えるほうがいいでしょう。うかうかすると、「知能・感情」を持ったロボットに仕事を奪われかねませんから。今さらではないですが、人は、資産!です。

 



もっとも、ただ単に女性を擁護している訳ではなく、もっと勉強しましょう、自分のスキルを磨きましょうと檄を飛ばしています。男性中心の仕組みが多い世の中で、自在に動くには、知恵もスキルも勇気も必要でしょうから!



20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。自分が「楽しい!」と感じれば、相手にも好感度が伝わる!大手アパレルとの長いお付き合いで、スキルは常にバージョンアップ中!



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