フレンドリーであってほしいなあ(藤永幸一)

2014/06/09 00:00 更新


ついついこちらへの投稿がおろそかになります。繊研新聞のコラムであることを意識して・・・などということではなくて、「ついつい」です……で、日曜日ということで久しぶりに投稿です。

日ごろからいろいろな商業施設のリサーチをしますが、このごろよく目にする光景で、とても気になることがあります。

お買い上げのお客様を店頭までお見送りするときに、かかとを少しずらして、つま先を60度位開き、背筋を伸ばして、腕をおへその位置で握るようにして、肘を張り、深々とお辞儀!そう、百貨店のオープン時に、インフォメーションスタッフが入口で見せるスタイルです。「魅せる」スタイルとしては、きれいです。

でも、たとえばアメリカンスピリットを背景にしている、「カジュアル」イメージのブランドだったらどうでしょうか? 自由、陽気な雰囲気があります。お客様は、軽い気分でいるはずです。

マクドナルドでハンバーガーを買っただけなのに、高級フレンチのような対応をされているような? どう見ても、マッチしないスタイルです。光景としてのリアリティが感じられません。

これはスタッフが悪いのではなく、こういうことを平気で教えてしまうコンサルの責任でしょう。なんでも、お行儀を正しく・・・がBESTとは限りません。やはり、その空間とお客様の気分を考えなくては!

「教える」立場の責任は、重いと再確認!



20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。自分が「楽しい!」と感じれば、相手にも好感度が伝わる!大手アパレルとの長いお付き合いで、スキルは常にバージョンアップ中!



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