KCI「ドレス・コード?」東京展 約3か月遅れてスタート

2020/07/09 12:06 更新


 京都服飾文化研究財団(KCI)などが主催する展覧会「ドレス・コード?着る人たちのゲーム」の東京展が、東京オペラシティアートギャラリーで始まった。会期は8月30日まで。当初は4月11日~6月21日の開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期になっていた。19年に京都国立近代美術館、熊本市現代美術館で開催してきた。

 同展は流行やスタイルを紹介するだけでなく、ファッションを通じた人や社会の関係性の問いかけや、現代におけるドレスコードの実例の紹介、着ることの自由さ・不自由さを、国内外のハイエンドブランドやリアルクローズブランドの作品、アーティストや漫画、劇団などと協業した作品やインスタレーションで、表現・展示している。東京展のみの展示作品や、高い天井を活用した独自の演出も見どころ。

 新型コロナ感染拡大予防のため、時間指定の予約制とし、入場時には検温などを実施している。予約は東京オペラシティアートギャラリーのサイトで受け付けている。

 同展はドイツ・ボンにあるブンデスクンストハレ(ドイツ連邦美術館)から招へいを受け、20年秋に展覧会を開催する予定。

「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」展示風景(撮影=畠山直哉)
「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」展示風景(撮影=畠山直哉)


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