ジャパンウールプロジェクト 森保染色で「洗毛・開繊・染色見学会」を初開催

2022/07/26 06:26 更新


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洗毛加工機

 国産羊毛を使い、国内で糸から生地、製品まで行う「ジャパンウールプロジェクト」(JWP)は、愛知県一宮市の森保染色で「洗毛・開繊・染色見学会」を初めて開いた。

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 JWPは4年目の今年、26牧場から5.7トンの脂付き羊毛を集めた。原毛の初期加工段階が国内から無くなった現在、サプライチェーン構築の課題は大きい。同プロジェクトで中心的な役割を果たしている国島の伊藤核太郎社長は「圧縮物流」「クラッキング・グレーディングの機能」「植物侠雑(きょうざつ)物を取る化炭加工」「ブリーチ加工」などが欠けていると指摘する。

 さらに国内から専門の洗毛業者が無くなったのも大きい。こうした欠けた部分を独自に埋め合わせながら、国産羊毛の製品化を進めてきた。羊毛の洗い加工、開繊してのゴミ除去、わたや糸の染色加工を担当するのが森保染色。

 見学会では、洗毛加工機を稼働させての洗い作業、わたや糸を染める染色釜や乾燥機など一連の設備を紹介した。

 洗毛加工は1ロットを3回洗って、乾燥させる。この工程を通じて羊毛がほぐれ(開繊)、合わせて毛の間に入った植物などの不純物を取っている。現在1台が稼働しているが、新たに1台を導入した。「2台を稼働すれば、洗い回数を2回に減らせるほか、省人化、加工効率の向上が図れる」としている。

脂付き羊毛を常温の水で3回洗浄

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