ジュニアー モリリンから「リズム」を譲り受け

2020/09/01 06:26 更新


 レディスアパレルメーカーのジュニアー(名古屋市、近藤直史社長)は9月1日、専門商社のモリリンから大人女性に向けたワードローブを展開する「R-ISM」(リズム)事業を譲り受ける。譲渡価額は非公表。

 手薄だった30代女性を主力客とするブランドを充実し、売り上げを高める。また、昨年10月に立ち上げたレディスECブランド「エウクレイド」と百貨店主体の「ローズティアラ」と合わせてEC事業の強化も図る。現在、期中ながら急ぎで秋冬物の生産を国内で進めている。

 リズムは16年9月にデビュー。百貨店のインショップと自主編集売り場への卸売りがある。インショップはJR名古屋高島屋、小倉井筒屋、伊予鉄高島屋の3店、自主編集売り場は高島屋の「シーズンスタイルラボ」での展開が7店ある。

 デザイナーやMD、生産担当など本部スタッフ6人、店頭販売員18人はジュニアーが引き継ぐ。ブランドの年間売上高実績は5億円(小売価格)。新型コロナウイルスの影響もあり、「売り上げについては当面維持していきたい」(ジュニアー)。百貨店でのブランド展開で培ったノウハウで、初年度から黒字化を目指す。



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