ジュンは20~22日、東京・青山の本社で顧客とプレス、取引先を招いたイベント「ジュン・カルチャー・クラブ」を開いた。定例だった6月の秋冬展を、初めて実売期に近づけて7月に切り替え、顧客が楽しめるコンテンツを用意した。顧客は応募制で、約800人が参加した。
秋冬の新作を見せる一方、会場限定の商品の販売、先行予約、商品のカスタマイズサービスなどを行った。展示会というよりも文化祭に近いノリで、「アダム・エ・ロペ・ル・マガザン」が企画した立川吉笑の落語会、「メゾン・ド・リーファー」によるスタイリスト風間ゆみえのトークショーなどを開いた。「サロン・アダム・エ・ロペ」では屋台風にフードやドリンクを提供、「ナージー」はパーソナルストレッチやVR(仮想現実)のフィットネス体験などアトラクションを用意し、同社が掲げる「ファッション、フード、フィットネス」のビジョンが体感できる仕掛けだ。
「業界では夏のイベントというとセールになりがちだが、お客様にどうやって楽しさを訴求するかを考え、セールではない催事をしたかった」と佐々木進社長は話す。「お客様にショップ以外で当社に触れてもらうとともに、社員にもお客様をより身近に感じてほしい」ため、イベントは内勤者を含めて自社スタッフが「手作り感覚」で作り上げ、顧客をもてなした。
お祭りのような雰囲気の「サロン・アダム・エ・ロペ」のブース
「ナージー」が用意したVRによるフィットネス体験のアトラクション