「ジュン・アシダ」の21～22年秋冬コレクションは、マント、ケープ、袖をニットにしたものやスエードでトリミングなどのコート類が充実する。
マント＝写真＝はたっぷりと分量を取ったロング丈。引き算していない存在感あるデザインで、ウール・カシミヤ・アルパカダブルフェイスシャギーの上質な魅力が楽しめる。ベージュとキャメルのダブルフェイスの配色がモダンな雰囲気を作る。52万8000円。カシミヤの黒のコートはシングルブレストのシンプルな形で、袖口に毛足の長いフォックスファーを飾る。コレクションのルックでは、中に同じく黒のフード付きニットドレスを合わせて活動的に見せた。
テーラードタイプのベルテッドコートは、袖が同色のあぜ編み。少しカジュアルなもこもことしたシャギーのコート、セーブルファーをぜいたくに使った大判のケープなど、用途もデザインも豊富に揃う。
ブラウスはボウ付き、セーターは高めのタートルネックと、コート下のアイテムは今年らしいコーディネートができるものを揃えている。色柄は濃いパープルや深いブルーグリーンのシリーズ、それらの色をベースにしたチェックや幾何学柄など。それぞれワントーンのコーディネートで見せている。
