出典：日本政府観光局
日本政府観光局によると、17年7月の訪日外国人客数は前年同月比16.8％増の268万2000人だった。これまで過去最高だった前年同月の229万6000人を上回り、単月として過去最高を記録した。17年1～７月の累計では前年同期比17.3％増の1643万9000人になった。多くの国・地域が夏季休暇シーズンで旅行需要が高く、航空路線の新規就航やクルーズ船の増加が貢献した。
韓国、中国、台湾、香港の上位4の国・地域が単月として過去最高だった。韓国は44.1％増の64万4000人で、LCC（格安航空会社）の関西、新千歳など各地の新規就航やチャーター便が多かった。中国は6.8％増の78万人。学校休暇が始まり家族旅行のニーズが高まったことや、個人旅行者（FIT）の増加が後押しした。台湾は12.5％増の44万7000人、香港は27.1％増の23万5000人だった。
シンガポール、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペインも7月として過去最高を記録した。一方、祝日の変動や減少で、タイ、マレーシア、インドネシアなど東南アジアの一部は前年同月比で減少した。
