日本繊維輸入組合は衣類輸入のデータを中心とした「日本のアパレル市場と輸入品概況」の最新版を公表した。22年の衣類国内供給量は前年比2.5%増の37億2770万点だった。コロナ禍の影響を受ける前の19年実績(39億8432万点)には届いていないが、20年に大幅な落ち込みがあった以降は需要の回復に伴い、増加基調が続く。資料に基づいて要点をまとめた。
輸入量は2.6%増
コロナ禍を経て経済活動が徐々に緩和されるにつれ、減退していた消費の回復に伴い、衣類の需要も再び上向いてきた状況が数字に表れている。国内供給量は、40億点前後で推移していたコロナ禍前の水準には満たないものの、回復基調にある。国内供給量のほとんどを占める輸入品を見ると、輸入総量(世界)は2.6%増の36億7034万点、重量ベースでは前年比3.2%増の100万2621トンだった。輸入量が100万トンを超えたのは19年以来となる。
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