ジーンズメイト 「アウトドアプロダクツ」に新レーベル

2019/09/06 06:28 更新


 ジーンズメイト(東京、冨澤茂社長)は、伊藤忠商事と独占フランチャイズ契約及びアパレル商品の製造ライセンス契約を締結している米国ブランド「アウトドアプロダクツ」で、メンズ強化に向けた新レーベル「ブラックライン」を立ち上げる。

 黒を基調とした機能性カジュアルウェアやバッグを揃え、アーバンアウトドアスタイルを提案する。価格も既存の商品に比べて一格上にする。6日から同ブランドのオンリーショップを中心に販売し、「ジーンズメイト」「JEM」「jM」業態で取り扱う商品もある。ネット販売は中旬以降の予定。

 同社は16年秋にアウトドアプロダクツ事業を開始した。売り場面積100平方メートルを基準とするオンリーショップは現在13店。過去にカラフルなバックパックが流行した影響で女性客の支持が強く、今も7~8割程度を占めている。昨今のアウトドアブームを踏まえ、男性客の獲得を強化することにした。

8月に都内で開かれた決算説明会で「ブラックライン」について発表した冨澤茂社長

 ブラックラインの今秋冬物は、アウター3型、カットソー2型、パンツ3型、バッグ3型から始める。バッグは伊藤忠に別注を依頼した。

 同ラインのロゴを胸元にあしらった長袖パーカ(5000円)は、綿調のポリエステルを使用しており、UV(紫外線)カット・吸汗速乾などの機能を備える。吸湿・発熱性のある機能中わた入りのジャケット(1万2800円)は、表地に撥水(はっすい)加工を施したポリエステルを採用している。

 バッグは、綿調のナイロンを使用した防水性があって収納力のあるバックパック(9800円)やウエストポーチ、ショルダーバッグを出す。

 オンリーショップ内に専用区画を設けて訴求する。イオンモール成田店、あべのキューズモール店、マークイズ福岡ももち店では専用什器を導入し、他店よりも強く打ち出す。

「ブラックライン」で今秋冬から販売する機能中わた入りジャケット

■免税対応を全店舗に

 ジーンズメイトは、全体の6割程度の店舗でしか実施できていなかった免税対応を、9日から全店舗に広げる。



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