6月15日のジーンズカジュアル定店観測は、悪天候の影響で前年並みか前年実績を下回る店が多かった。そうした中、売り上げを伸ばしたのは、インバウンド需要を取り込み、高価格帯のジーンズなどを売り込んだ店だ。全国的には気温上昇に伴い、Tシャツやショーツが売れ筋に浮上する動きが見られる。
【関連記事】《ジーンズカジュアル定店観測5月》夏物が本格化 ジーンズ人気継続、涼しい機能を推す
トップは夏物主役
春の大型連休以降もGジャンなどが好調だったヒノヤでも、売れ筋が夏物にシフトしてきた。店頭に集積した「サンサーフ」のハワイアンシャツに引かれた入店が多く、順調に売れている。アメカジテイストのプリントTシャツの動きも良い。一方、インバウンド客は刺し子の長袖シャツなど、気温に関係なく「日本らしさ」を感じる商品を好む傾向だ。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!