ジーンズカジュアル専門店の7月16日定店観測は、どこも快晴で気温が上昇した中、Tシャツやショートパンツの需要が高まった。ショートパンツの合計点数は前年を割ったが、機能やデザインが光る物は手応えがあった。フルレングス系もまずまず動き、ボトムの販売点数は3月以来、久々に前年同月を上回った。
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猛暑でようやく
ボトムは「ようやくショートパンツの動きが良化した」(タイガースブラザース)。タイガースで特に良かったのは、「グラミチ」の軽量で撥水(はっすい)機能のあるポリエステルのシェルキャニオンショーツだ。「若年層は膝上丈を敬遠する傾向がある」が、ゆとりのあるシルエットで大人客を中心に取り込んだ。
ロフトマン1981は、「フィルマム」のナイロンタッサーの製品染めM-47ショーツが好評だった。ユニセックスで楽しめるデザインが特徴で、分量感や色使い、セットインでも着こなせる点など、従来の品揃えにはないテイストとして注目された。「テアトラ」の高機能ショーツも引き続き人気。観測日当日は、収容能力に優れ、接触冷感や通気性、速乾性のある機能素材を使ったウォレットショーツが売れ筋1位だった。
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