伊藤忠商事は、イタリアのスポーツウェアブランド「カッパ」の日本におけるマスターライセンス権と輸入販売権を取得した。24年春夏から販売し、5年後に小売りベース100億円の売り上げを目指す。カッパの展開にあたり、伊藤忠は「サブライセンシー各社とともに、当社が持つブランドビジネスに関する豊富な経験と知見、サブライセンシー各社の商品開発・販売に関するノウハウを融合し、カッパの市場拡大を図る」としている。伊本国商品のほかアパレルやシューズ、雑貨などの日本企画商品を、スポーツ専門店やセレクトショップなど幅広い販路で販売する。
カッパは、67年に伊トリノで誕生した。サッカーや陸上に加え、スキー、テニスなど様々な競技スポーツ向けウェアやシューズ、カジュアルウェアを展開し、スポーツのみならずファッション分野でも支持を集める。男女が背中合わせに座ったシルエットの「オミニ」や、その柄を反復した「カッパバンダ」などのモチーフは、ブランドのアイコンとなっている。
伊藤忠は、スポーツ関連ビジネスの更なる拡大を重点戦略の一つと位置付ける。