伊藤忠商事 「エルエルビーン」日本でのマスターライセンス、卸販売権を取得

2022/12/12 14:43 更新


 伊藤忠商事は、エルエルビーンインターナショナル(LLBI、米国メイン州フリーポート、ステファン・M・スミスCEO=最高経営責任者)から「LLBean」(エルエルビーン)の日本市場におけるマスターライセンス権及びインポート商品の卸販売権を取得した。23年1月から、アパレルのライセンス品(ジャパンエディション)の商品開発及び卸販売は美濃屋(岐阜市、木野村守彦社長)、インポート商品の卸販売はサンリバー(大阪市、清水隆社長)を通じて行う。

 エルエルビーンの日本展開については、引き続きLLBI日本支社がカタログ・EC事業や直営店を運営する。伊藤忠は今回の新たなパートナシップにより、美濃屋、サンリバーと連携して、ファッション感度の高い層やアウドドア愛好家をターゲットに、セレクトショップやアウトドア専門店、スポーツ量販店などで販路を広げる。今後は、アパレル以外に、新たなライセンスカテゴリーの開発も手掛ける構えで、5年後に小売り価格ベースで新たに50億円の事業創出を狙う。

 エルエルビーンは、レオン・レオンウッド・ビーン氏が1912年に米国メイン州で創業したアウトドアブランド。LLBIは、カタログやECを事業の柱としつつ、世界で90店の小売店を運営する。21年度の売上高は小売りベースで約2500億円。




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事