イロヤ、店とネットつなぐ新アプリ

2015/05/14 06:10 更新


 毎月のテーマ色に沿ってファッションを提案するサイトとセレクトショップ「イロザ」を運営するイロヤ(東京、大野敬太代表)は13日、サイトと実店舗をシームレスにつなぎ、操作性を向上させる独自の機能を搭載したアプリ「イロザ」の配信を、米アップル社が運営する「アップストア」で始めた。常設店は一時閉店するが、各地の商業施設で期間限定店を積極的に展開していく。

 同アプリは、自分の好きな色やカテゴリー、ブランドごとに商品を検索したり、店舗スタッフがインスタグラムに投稿する写真を閲覧できるなどの基本機能に加え、オムニチャネル機能や、サイトで見つけた商品に関連するウェブマガジンの記事を表示するメディアコマース機能を備える。

 オムニチャネル機能は、アプリ内で見つけた気になる商品を店舗取り寄せ、来店予約し、試着ができる。また、店舗の商品のバーコードを読み取るとサイズなどの商品に関する詳細な情報を閲覧することもできる。

 メディアコマース機能は同社が運営するウェブマガジン「イロザ・マガジン」でアプリやサイト内で見つけたお気に入りの商品のブランドに関する記事を閲覧することができる。

 イロザの常設店である渋谷店は29日に、渋谷区の都市開発計画に伴い一時閉店し、来年をめどに移転オープンする予定。移転場所は未定。新たな常設店を開設するまでは、全国各地の商業施設での期間限定店出店やサイト運営に力を入れる。6月3日に池袋パルコの2階と5階に2フロア同時で期間限定店を開設する。

 



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