大阪観光局は、24年年間の来阪インバウンド数(推計)が19年比で19%増の1463万9000人だったと発表した。当初見込みの1400万人を上回った。25年は1600万人を見込む。
24年の国・地域別の来阪数は、中国が19年比32%減の382万6000人、タイが1%減の37万人となったが、それ以外の主要国・地域で大幅に増加した。米国が123%増の108万7000人となるなど「欧米豪の伸びが著しい」。また、韓国が64%増の264万3000人、台湾29%増の164万4000人、香港18%増の84万8000人と伸ばした。
25年は、中国の伸びなども見込み、以前公表していた1500万人目標から上方修正した。大阪・関西万博の開催に向けて、安全・安心に旅行ができる環境整備や混雑の分散施策に取り組む。「ドリームネクスト100」をスローガンに掲げ、「万博開催都市として、これからの100年を見据えた夢を描く、道を作っていく年にしたい」(溝端宏理事長)としている。