凸版印刷が運営する電子チラシサービス「シュフー」の調査によると、18年の初売りに行き、福袋を購入する予定の人は17年より減り、事前に価格や中身の情報を収集して購入する人が増えていることが分かった。堅実な買い物への姿勢が強くなっている。
初売りに行く予定の人は17年の22・9%から18年は16・9%、福袋の購入は15・7%から12・2%に減少した。しかし、購入予算は上昇する傾向で「1万円以上2万円未満」が27・7%(17年26・9%)と最も多く、「2万円以上3万円未満」20・4%(10・6%)、「3万円以上5万円未満」7・8%(6・2%)、「5万円以上10万円未満」4・9%(2・6%)だった。福袋の購入予算も1万円以下の回答が減り、1万円以上が増えるなど、高額化が進んでいる。
初売りの購入予定商品は「衣類・ファッション」が最も多く、全ての都道府県で60%を超えた。最も高いのは山口県の85・9%で低いのは宮城県の60・7%。東京は73・9%だった。初売りに行く店は「百貨店」45・1%、「ショッピングモール」44・7%が多い。東西比較では、東日本は「ショッピングモール」が45・4%と一番多く、西日本は「百貨店」が51・7%と多かった。
事前の情報収集は「しない」という人が30・7%から26・3%に減少。「店頭告知」46・1%、「折り込みチラシ」28・3%、「店からのDMやメール」23・8%など全ての収集手段で増えた。
