阪急阪神百貨店は阪神梅田本店の「クリエイターズヴィレッジ」の人気商品を8月1~31日、ラフォーレ原宿の「愛と狂気のマーケット」に出品する。外販するのはこれが初めて。クリエイターズヴィレッジの価値を高めるとともに、クリエイターのコミュニティーを拡大する。今後も商業施設などへ積極的に出ていく。
クリエイターズヴィレッジは、「次世代のクリエイターに出会える」などをコンセプトとし、21年10月にオープン。週替わりで物販、ワークショップ、トークショー、オフ会などを開いている。話題になるイベントも多く、売り場に協力するクリエイターが次々現れてきた。そのため、クリエイターのコミュニティーを全国に拡大し、ビジネスを広げるためにも外販が必要と考えた。
ラフォーレ原宿の自主編集売り場、愛と狂気のマーケットに出品するのは、八つのコンテンツ。レトロでポップな文字を使った雑貨の「レトロ文字部」、コーギーと柴犬関連グッズの「てんわんかい」、サメグッズの「サメフィーバー」、靴下好きの人向け「靴下の世界へようこそ」、DtoC(メーカー直販)ネイルブランド「ネイルエス」など。各コンテンツは既存の人気商品だけでなく、新商品も用意する。
今後、クリエイターズヴィレッジとしては、商業施設の空きスペースなどを対象に外販の取り組みを継続する。今年3月の合同展示会「プラグイン/エディトリアル」に出展し、イベントコンテンツを提案したところ、様々な商業施設との関わりができたという。「クリエイターと商業施設をつなぎ、人気コンテンツで空きスペース(活用)の役に立てたら」と阪神梅田本店の中山陽介バイヤーは話している。