ハナエモリ 新デザイナーによるプレゼンテーション

2019/09/11 06:28 更新


 ハナエモリ・アソシエイツは、新デザイナーの松重健太を迎えた「ハナエモリ」20年春夏のスタートを記念して、プレゼンテーションを都内で行った。パリ在住の松重も来場し、新しいコレクション8ルックを見せた。

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 マーブル柄にさりげなくチョウのモチーフを重ねたビショップスリーブのドレスは、シルクサテンのつやのあるオレンジが若々しい。

 自然の景色を黄と白のジャカードで表現したオーバーシルエットのセーターにプリーツスカートなど、上品なエレガンスに程よくストリートムードを加えたり、メンズライクなアイテムを差し入れたりと、今の気分に引きつけたコレクションを見せた。

 今回の20年春夏は、ブランドの今後のイメージを伝えるもので、販売はしない。同社の佐藤哲郎社長は、「百貨店の顧客を大切にしながら、その枠組みの中でどう松重のタレント性を出していくか。そして新しい世代にエレガンスをどう売っていくのか。それが見えれば販路もはっきりするだろう」と話す。ライセンシーには松重によるシーズンの方向を伝えている。コレクションラインを本格的に販売するならば、どの販路でどう売るか、既存の百貨店の売り場でどう表現していくか、精査したいということのようだ。

新しい8ルックを見せた


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