刺繍のゴーダEMBが本社機能を大阪府和泉市のテクノステージ工場内に集約するとともに、生産体制を増強している。Tシャツやスウェットプルオーバーを中心とした製品への刺繍や、絵はがきなど紙への刺繍の受注が増え、国内ビジネスは堅調に推移している。
(小堀真嗣)
転機はコロナ禍だった。量産品を中心に主な生産拠点は中国(深圳、蘇州、青島、南寧)だが、コロナ禍で供給網が不安定になり、日本生産に対する関心が高まったことが背景にある。Tシャツなどの製品や紙への刺繍といった需要が国内で拡大していたことも、日本国内での生産能力の増強を後押しした。21年にテクノステージ工場を開設し、設備を増強して現在、多頭刺繍機を約10台(頭数は約170)保有する。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!