古館伊知郎氏の事務所 ファッションのFAB施設開設

2017/04/28 20:37 更新


 アナウンサーの古館伊知郎さんが所属する芸能事務所、古館プロジェクトは29日、東京・千駄ヶ谷にファッションに特化したFAB(もの作り)施設の「アンドメイド」をオープンする。JUKIがサポートした計28台のプロ仕様ミシンや、UVプリンター、3Dプリンターなどのデジタル機器を揃え、会員が自由に使えるようにする。アンドメイドを拠点に、「買うから創るへ」という服の新しい価値観を発信していく。

 場所は東京メトロ北参道駅すぐで、面積は2層で約260平方メートル。昔から中小アパレルメーカーが多く、ファッションと親和性の高い立地だ。利用料金は1時間600円、1日使い放題で3500円。月間や年間契約プランもある。デジタル機器が充実したFAB施設は数年前から各地で広がっているが、ファッションに特化した施設はまだそう多くはない。

 「ハンドメイドアクセサリーを出品するマーケットプレイス『ミンネ』が盛り上がるなど、もの作りの市場はどんどん広がっている」(同施設を手掛ける古館プロジェクト事業開発部の荒木浩二エグゼクティブプロデューサー)ことが、施設立ち上げのきっかけの一つ。今後、事務所が元々得意とするTV制作などのエンターテイメント領域と掛け合わせて、服作りの魅力を幅広い層に伝えていくという。第一弾として、古館さんが求めるピーコートのデザインコンテストを立ち上げた。同施設の地方都市への横展開も目指す。

実況中継形式のオープニングイベントで施設を紹介する古館さん

北参道駅からすぐの立地 


プロ仕様のミシンや様々な機器が揃う 



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