年々縮小する国内市場で小売企業が生き残るには
過去の成功体験が最大の敵となる。
在庫を積めば売上が増えていた時代は終わり、
粗利益を最大化させる経営が不可欠となります。
過去の成功体験を打ち破れ!
〜変わる小売経営者だけが生き残る〜
をテーマに、変革の先にある小売経営の新たな歩み方を
体感できる1日をお届けします。
登壇者
スケジュール
Session1 13:00 - 13:55
keynote speech
変われ、経営者達!
TSIを「減収増益」体質へ変貌させた3年間の復活劇
株式会社TSIホールディングス 前代表取締役社長 上田谷 真一
Session2 14:00 - 14:55
DX経営への変革
"DnX"を回避して、新たな成功体験を得るには?
スピーカー
株式会社ユナイテッドアローズ 執行役員CDO 藤原 義昭
株式会社アダストリア 執行役員 田中 純一
モデレーター
Eコマース先生 川添隆
>Session3 15:00 - 15:55
利益経営への変革
縮小市場で「売上最小・利益最大化」を目指すべき理由
スピーカー
株式会社北の達人コーポレーション 代表取締役社長 木下 勝寿
人口減少対策総合研究所 理事長・ジャーナリスト 河合 雅司
モデレーター
フルカイテン株式会社 代表取締役 瀬川 直寛
Session4 16:00 - 16:55
サステナブル経営への変革
コロナ下で考える企業の存在意義
株式会社マザーハウス 代表取締役兼チーフデザイナー 山口 絵理子
Businessinsider 記者・副編集長 滝川 麻衣子
開催概要
Conference New Retail Way
過去の成功体験を打ち破れ!
〜変わる小売経営者だけが生き残る〜
- 開催日:2021年11月9日(火)
- 開催時間:13時00分~18時00分(計5セッション)
- 参加費:無料
- 開催形式:Zoomでのオンライン開催
※Wi-Fi環境など高速通信が可能な電波の良い所でのご視聴をお勧めいたします。 - 参加対象:小売業関係者
- 主催:フルカイテン株式会社
- 協賛:繊研新聞社
お申し込みフォーム
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フルカイテン株式会社
繊研新聞社
https://corp.full-kaiten.com/privacy.html
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各セッション詳細
13:00 - 13:55
変われ、経営者達!
TSIを「減収増益」体質へ変貌させた3年間の復活劇
「どれだけ大胆に現状を否定し変わることができるか」。大手アパレルの一角であるTSIホールディングスの社長として経営立て直しを主導し、2021年2月に退任した上田谷真一氏の言葉です。
創業家から構造改革を断行するために招かれて3年間、商品の過剰供給とセール頻発の悪弊を断ち切るために「過去の成功体験」を破壊していったのです。売上がコロナ禍前の水準に戻らなくても営業黒字になる体質に変わったTSI。キーノートスピーチでは、「減収増益」までの険しい道のりについて語ります。
上田谷 真一
株式会社TSIホールディングス
前代表取締役社長
1970年埼玉県生まれ。東京大学経済学部卒業。1995年より大前研一氏率いる大前・アンド・アソシエーツの設立に参画しパートナーに就任。リテイルネットワークス(現ウォルト・ディズニー・ジャパン)やクリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン、バーニーズジャパンの社長を歴任し、2017年にTSIホールディングスの社外取締役に招聘され、翌年に社長に就任した。組織再編と減収増益型への事業構造改革を断行。2021年2月をもって退任。
14:00 - 14:55
"DnX"を回避して、新たな成功体験を得るには?
小売業にとって必須となったDX。必須であるがゆえに多くの幻想にとらわれ、デジタル化はしたもののトランスフォーメーションはできていない「DnX(デジタル・ノット・トランスフォーメーション)」に陥っている経営者や責任者が少なくありません。そこで、先進的なデジタル戦略で知られるアパレルの両雄が、Eコマース先生とともに、小売業界でもっともらしく語られるDXの"定説"を一刀両断し、新しい成功体験を得るための真のトランスフォーメーションについて意見をぶつけ合います。
藤原 義昭
株式会社ユナイテッドアローズ 執行役員CDO
1999年、コメ兵入社。ジュエリー部門の鑑定査定業務、商品仕入を担当。2000年にECサイトの立ち上げに携わり、10年にはWEB事業部の新設立部長に就任。14年システム全般を統括するIT事業部に業務範囲を拡大後、16年に全社のマーケティングを統括する執行役員。17年11月には本物だけが買えるブランド品特化型CtoCプラットフォーム「KANTE」を立ち上げた。21年4月からユナイテッドアローズ執行役員/DX推進センター担当本部長CDO。
田中 順一
株式会社アダストリア 執行役員
アダストリア執行役員マーケティング本部長。カタログ通販、インターネット広告代理店を経て、2011年にアダストリア入社。同社が運営するECサイト「[.st](ドットエスティ)」は、2014年11月にグローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファームなど18ブランドを販売するWEBストアとして統合、リニューアルオープン。EC、データ、デジタル戦略などを統括する。
モデレーター
川添 隆
Eコマース先生
企業再生を2社経験し、独自のメソッドと実践を通じてEコマース売上2倍以上に携わったのは6社。アパレル関連企業3社を経験後、2013年7月よりメガネスーパー。8年でEコマース関与売上を8倍に拡大。現在は親会社のビジョナリーホールディングス取締役CDO兼CIOに従事。17年より代表を務めるエバンでは小売企業、大手メディア、B2Bスタートアップ、D2CブランドへのECやDX領域のアドバイザーに従事。1982年生まれ、佐賀県唐津市出身。
15:00 - 15:55
縮小市場で「売上最小・利益最大化」を目指すべき理由
日本は世界一のスピードで人口減少が進行しており、小売の市場規模も縮小していきます。そうした縮小市場では薄利多売は通用しません。「過去の成功体験」を断ち切り、売上規模ではなく利益を重視する経営が求められているのです。
本セッションでは、人口減少下の経済研究の第一人者と、今最も注目されている小売経営者が、売上を最小化させ利益を最大化させるビジネスモデルが生き残りに必須であることを対談を通じて明らかにしていきます。
木下 勝寿
株式会社北の達人コーポレーション
代表取締役社長
東証一部上場企業の代表取締役社長。マンションの1室にてたった1人で起業、社員数70人で東証一部上場を成し遂げ、一代で時価総額1000億円企業に。広告運用や商品開発、顧客サポート、システム開発に至るまでを内製化することにより利益最大化を実現。東洋経済ONLINE「市場が評価した経営者ランキング」1位。日本国政府より紺綬褒章8回受章。著書『売上最小化、利益最大化の法則─利益率29%経営の秘密』(ダイヤモンド社)はAmazonの3部門を始め、ビジネス書ランキング各種7部門で1位となる。
河合 雅司
人口減少対策総合研究所 理事長
1963年名古屋市生まれ。中央大学卒業。産経新聞社で論説委員などを務めた後、一般社団法人人口減少対策総合研究所理事長。高知大学客員教授、大正大学客員教授、政策研究大学院大学客員研究員をはじめ政府の有識者会議委員を兼務する。ファイザー医学記事賞大賞、ひまわり褒章個人部門賞など受賞多数。主な著書に累計90万部超のベストセラー『未来の年表』(講談社現代新書)シリーズ、『コロナ後を生きる逆転戦略』(文春新書)、最新刊の『世界100年カレンダー』(朝日新書)など。
モデレーター
瀬川 直寛
フルカイテン株式会社 代表取締役
慶應義塾大学理工学部で天然ガスの熱力学変化に関する予測モデルを研究。 ベビー服ECの経営者として、在庫問題が原因で3度の倒産危機に直面。それを乗り越える過程で外的要因や予測不能な変化に強い小売経営モデルを生み出し、『FULL KAITEN』を開発した。 2017年11月、FULL KAITENをクラウド事業化し、SaaS型システムとして販売を開始。 2018年9月にはEC事業を売却し、FULL KAITENに経営資源を集中している。
16:00 - 16:55
コロナ下で考える企業の存在意義
「SDGs」「サステナビリティ」を企業活動の柱の1つに据えることが当たり前の時代になりました。社会にどれだけ良いインパクトを与えられるか、という企業のパーパス(Purpose = 存在意義)が問われており、消費者は消費する意味を自らに問うようになっています。
本セッションでは、発展途上国から世界に通用するブランドをつくり出しているマザーハウス・山口氏が、ビジネスインサイダー副編集長・滝川氏のファシリテートの下、「過去の成功体験」が通用しないパーパス経営について語り尽くします。
山口 絵理子
株式会社マザーハウス 代表取締役社長
1981年埼玉県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。ワシントンの国際機関でのインターンを経てバングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程に留学。2年後帰国し「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をミッションとして株式会社マザーハウスを設立。現在バングラデシュを始めとした6か国の自社工場・提携工房でジュート(麻)やレザーのバッグ、ストール、ジュエリー、アパレルのデザイン・生産を行う。日本国内34店舗、海外4か国にて販売を展開。
滝川 麻衣子
Businessinsider 記者・副編集長
大学卒業後、産経新聞社入社。広島支局、大阪本社を経て2006年から東京本社経済記者。ファッション、流行、金融、製造業、省庁、働き方の変革など経済ニュースを幅広く取材。
2017年4月からBusiness Insider Japanで働き方や生き方を中心に取材。コンテンツ全般で社会の前進に寄与することがテーマ。
17:00 - 17:55
「粗利経営」に変革した経営者だけが生き残る!
「在庫適正化」「発注抑制」「セールからの脱却」というワードが日々、業界紙上で報じられるアパレルの世界。在庫の物量頼みという従来の売上至上主義から、少ない在庫で多くの粗利益を稼ぎキャッシュフローを増やしていくビジネスモデルへ変革することの重要性が徐々に浸透しています。
この最終セッションでは、業界を知り尽くした繊研新聞編集局長・矢野氏が在庫分析の第一人者・瀬川と対談し、どのように過去の成功体験を乗り越え「粗利経営」へと変わるべきかを探っていきます。
矢野 剛
繊研新聞社 取締役編集局長
東京都出身。東京都立大学(旧首都大学東京)経済学部卒、87年4月繊研新聞社入社、編集部配属。2013年本社編集部長、16年編集局次長、19年4月編集局長(現任)、5月取締役。編集部に入局以来、アパレル、素材メーカー(合繊、紡績)、商社、専門店、百貨店、SC、アジア地域、欧米著名ブランド担当や管掌を歴任。現在に至る。
瀬川 直寛
フルカイテン株式会社 代表取締役
慶應義塾大学理工学部で天然ガスの熱力学変化に関する予測モデルを研究。 ベビー服ECの経営者として、在庫問題が原因で3度の倒産危機に直面。それを乗り越える過程で外的要因や予測不能な変化に強い小売経営モデルを生み出し、『FULL KAITEN』を開発した。 2017年11月、FULL KAITENをクラウド事業化し、SaaS型システムとして販売を開始。 2018年9月にはEC事業を売却し、FULL KAITENに経営資源を集中している。