ベビー・子供服のふじや CAD導入、企画力強める

2018/03/20 04:25 更新


 ベビー・子供服のふじや(大阪、柳樂昌義社長)は、ベビー雑貨の拡充、企画提案力の強化、ネット販売の仕組み作りなどを当面の重点方針に掲げる。

 ベビー向け「クリームシャンティ」では、ソックスとスタイやガラガラをセットにしたギフトボックスなどを引き続き強化する。阪急うめだ本店に、常設売り場もできた。継続商品のほかに、オーガニックコットン100%でメイド・イン・ジャパンを切り口にしたプレミアムラインセット(3700~3800円)なども新たに加えている。雑貨は単品、セット共に柄やデザインをさらに拡充する。

 子供服の「ホイップクリーム」を含む自社ブランド、OEM(相手先ブランドによる生産)・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)事業に共通して、「他社に簡単にまねされない商品企画力、生産力がさらに重要になってきた」(柳樂社長)。そのため、このほど本社にCAD(コンピューターによる設計)を導入し、デザインとCADを扱える人材も新たに採用した。島根県・出雲に持つ自社工場、国内外の協力工場と連携しながら、高品質・小ロット・クイック生産を加速する。

 ネット販売では、昨年秋から楽天でEC向けブランド「ベビースワン」を立ち上げ、期間限定だが夏物からはゾゾタウンでの販売にも着手する。ウェブを見て、昨年夏に設けた本社の店舗を訪れる顧客も出てきており、戦略を固めながら強化していく。

「クリームシャンティ」ではオーガニックコットンで国産のプレミアムラインも



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事