NY「フリーマンズ・スポーティング・クラブ」が改装

2019/05/10 11:00 更新


 ニューヨークのロワーイーストサイドにあるメンズウェア専門店「フリーマンズ・スポーティング・クラブ」が2日、改装を終えて再オープンした。

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 クラシックなウッドで仕上げたクリーンな店内に、アンティークの家具を揃えた。入り口近くはスポーツウェア、奥は既製品のスーツ、さらに奥にオーダーメイドのサロンを設けた。店舗デザインは、スモールクローンの佐々木一也氏が担当した。

 八木通商の取締役兼北米総代表でフリーマンズ・スポーティング・クラブ・インコーポレイテッドの谷口勝美社長によると、これまでは金額ベースではスーツ、枚数はスポーツウェアが多かったが、今後は金額ベースで半々を目指す。既製品のスーツは1300~1500ドルで、オーダーメイドは1700~2600ドル。オーダーメイドのシャツは200ドルからで、コートも3、4型扱う。サロンではコーヒーやウイスキーも出し、グローバルな旗艦店ならではの体験を提供していく。

 スポーツウェアはニューヨークの男性の日常着がテーマ。以前に比べて高機能素材を増やしている。春夏はウエストをドローストリングにしたシアサッカーのパンツ、リップストップのフード付きジャケットなど。秋冬はタータンチェックをパッチワーク風の柄にしたフランネルのシャツ、プリント柄コーデュロイのシャツなど。シャツと同素材のベースボールハットもある。

 セイコーと協業した腕時計、「ヴァイバーグ」に特注した靴2型など、アクセサリーはこの店のみで販売する他社との協業商品を強化。秋は「オールデン」に特注の靴が3型入る予定だ。

「フリーマンズ・スポーティング・クラブ」のオーダーメイドサロン

「フリーマンズ・スポーティング・クラブ」の内観

(ニューヨーク=杉本佳子通信員)



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