中国現地での報道によると、フォーエバー21が中国本土から撤退する方針を固めたようだ。自社ECサイトは4月29日付で閉鎖し、会員ポイントもその時点で失効した。返品は5月30日まで受け付けている。17年に香港の旗艦店を閉店しているほか台湾では3月末に営業を終了している。
中国大陸の店舗も4月30日で深センの店舗を閉店した。既に北京、重慶、西安などの店舗も閉店している。営業を続けている北京、上海での店舗では大規模なセールが行われている。
消費の多様化を受けファストファッションは中国市場で厳しい状況に置かれている。これまで1階が定番だったファストファッションも上海市内で新たに開設した商業施設では上層階に配置されるようになっている。英「トップショップ」なども既に中国市場での販売を終了している。