子供服のフィセル 自社ECを強化 海外でも店舗拡大

2018/05/25 06:28 更新


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 子供服・ベビー用品製造卸・小売りのフィセル(愛知県蒲郡市、清水秀治社長)は今期(19年3月期)、売上高17億5000万円(前期は約15億円)の増収増益を目指す。「この2年はあえて売り上げを拡大せずに、足場固めをしてきた」(清水社長)とし、今期以降は成長路線を進める。

【関連記事】子供服のフィセル 6重織りガーゼの「ふくふく」拡大

 今期、力を入れるのは自社オンラインショップ「ディモワ」。自社ECは蒲郡の本社で受注処理、サイト作成、商品の梱包(こんぽう)や発送などを行っており、売上高は前期で3億円だった。

 昨年からインスタグラムに専用アカウントを開設したり、広告も掲載した。ディモワの知名度が向上し、立ち上がりとなる4月も好調に推移、今期は前期比20%増の売上高3億6000万円を目指す。4月には1人増員し、パートも含めて11人にするなど攻めの体制も整えた。自社で集客する力を付けるため、ECモールへは出店していなかったが、アパレル販売を強化する狙いで、5月から「ゾゾタウン」にも出店した。

 実店舗の底上げも進める。昨年9月に出店したディモワ西武池袋本店が売り場面積23平方メートルで月600万円以上を安定して売り上げている。客数が多いことから、4月には同社から販売員を1人増員して、接客を強化、販売機会ロスを防ぐ。

 昨年出店した名古屋グローバルゲート店は売り上げが伸び悩んでいることから、母親が参加できるイベントを企画し、客数を増やし、巻き返しを図る。無理な出店はしないものの、良い立地があれば京都での出店を検討している。

 海外での小売り事業も強める。現在、台湾6店、香港2店、中国2店、バンコクに1店ある。今期中にバンコクと中国で1店ずつ増やす計画。運営は現地代理店に委託する。

 卸販売では、三河産地企業と共同開発した6重織りガーゼ「ふくふくガーゼ」シリーズの販売に力を入れる。9月に東京で合同展示会に出て、感度の高いセレクトショップなど新規取引先を開拓する。

社内のデザイナーが自社ECのページ作りを担っている

◆8月、新本社ビル着工

 8月に新本社ビルの建設に着手する。社員数は40人を超え、オフィスが手狭になりつつあることや、社員の働きやすい環境作りなどを考慮したもの。敷地面積440平方メートル、延べ床面積670平方メートルで、19年5月の連休明けまでの完成を見込む。

 新本社ビルは3階建て。1、2階がオフィス、3階を会議室や休憩用のテラスなどにする。また、顧客の個人情報をはじめとしたセキュリティー強化のため、サーバー室も設置する計画。旧本社ビルは、写真撮影や商品の梱包スペースとして残す。

清水秀治社長

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