《FB用語解説》ライスレジン 廃棄米から作るプラスチック

2021/07/20 06:23 更新


 食用に適さない古米や米菓メーカーで発生する破砕米、飼料にも使われず廃棄される国産米をアップサイクルして作るバイオマスプラスチック。開発・製造元はバイオマスレジンホールディングス。「石油由来のプラスチックとほぼ同等」の特性で、樹脂化には「最大70%まで米を混ぜることが可能」という。レジ袋やごみ袋などに採用された実績がある。繊維化については、過去に挑戦したものの、物性面で課題が残った。農林水産省によると、20年の米の国内収穫量は776万3000トン。そのうち1%から数%程度が廃棄米になるという。



この記事に関連する記事