《FB用語解説》国境炭素税 関税などで温暖化対策促す

2021/05/25 06:22 更新


 国境炭素調整措置とも呼ばれる。CO2(二酸化炭素)排出削減など、地球温暖化対策が十分でない国からの製品輸入に対して関税などの追加負担を課すもの。欧州などCO2排出に厳しい規制を課す国では企業も対策に多額の投資が必要となる。規制が緩い国から競合品が流入してきた場合、競争上不利となることから、関税などで競争条件を平等にするとともに、発展途上国などに地球温暖化対策を促す効果があるとされる。EU(欧州連合)の成長戦略「欧州グリーンディール」の看板政策であり、今年6月にも制度提案する見通しだ。



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