苧麻(ちょま)とも呼ばれる麻素材の一つ。イラクサ科の多年草植物で、茎の皮からとれる繊維を紡績して用いる。同じく麻素材のリネンに比べ、繊維長が長く太いため、ハリ・コシがあり、衣服にした際のシャリ感や清涼感が強い。夏向け素材として多く使われており、色は白く、光沢感も特徴。現在の主な産地は中国やフィリピン。日本でも古くから衣料用繊維として用いられてきた。現在でも福島県や沖縄県の宮古島で栽培されており、越後上布や宮古上布の原料となっている。
《FB用語解説》ラミー ハリ・コシと清涼感が特徴
2021/05/17 06:23 更新