社員の昇格などによらず社外から招いた取締役。社内の利害関係やしがらみを持たず、会社の中で管掌部門を持つこともないため、外部の視点から客観的に企業経営をチェックできる。近年、粉飾決算など企業の不祥事が相次ぎ、株主からコーポレートガバナンス(企業統治)の強化を求める声が強まり、会社が法令を守り、不正行為や暴走をしないよう監視する役割が期待されている。15年に発表されたコーポレート・ガバナンス・コードにより、上場企業は社外取締役を2人以上起用することが事実上義務化されている。
《FB用語解説》社外取締役 外部の視点で経営をチェック
2021/04/09 06:22 更新