物品の形状、構造または組み合わせに関する考案を保護するための権利のこと。実用新案法に基づく。発明の保護及び利用を図り、発明を奨励し、産業発展に寄与することが目的。特許と違って高度な創作である必要が無く、また出願すると実質無審査で平均4カ月で権利設定される。権利の存続期間は出願から10年間。損害賠償額の算定について、逸失利益などの範囲が拡大するなど、20年4月に改正法が施行された。登録が容易なことから、ファッション業界では模倣品への牽制(けんせい)として活用する企業も少なくない。
《FB用語解説》実用新案権 実質無審査で登録可能
2021/01/29 06:22 更新