《FB用語解説》劣後ローン 資本増強に近い資金調達

2020/12/16 06:22 更新


 企業が破綻(はたん)した場合などに銀行が債権回収できる順番が通常の融資と比べて返済順位が低い、劣後するローンのこと。企業が債務超過である場合は返済されない可能性が高くなることから、株主資本に近いと言われている。劣後ローンによる資金調達は資本の増強に近い性格を持つため、企業は格付け機関からの評価を高めることができる。政府系金融機関などから劣後ローンで資金調達をすると民間銀行から見ると企業の財務の健全性が高まり、通常の融資を受けやすくなる利点もある。



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