《FB用語解説》リングヤーン 粒状の突起がある糸

2020/11/27 06:22 更新


 意匠糸(ファンシーヤーン)の一種。粒状の突起が不規則に並んでいるのが特徴。細い芯糸に太い糸をからませ、さらに細い押さえ糸を逆方向に撚り合わせることで、形を安定させる。リングヤーンは日本での呼び名で、海外ではratineが一般的。英語でラチネ、仏語でラチーヌ。ratineは、この意匠糸で粗い平織りなどにした織物も指す。表面に細かい凹凸が表れ、スポンジのような見た目と柔らかい風合いになる。21~22年秋冬に向けたテキスタイルで、無地や定番のチェック柄に動きや柔らかい質感を持たせるのに、よく使われている。



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