《FB用語解説》おつなか 港湾内で荷おろしを担当

2020/10/13 06:22 更新


 海運業界用語で乙仲と書く。港湾内での海運貨物の荷おろしを主に行う業者のこと。戦前の旧海運組合法では海運貨物業者を二つに分け、定期船の貨物を扱う業者を乙種仲立業、不定期船の貨物を扱う業者を甲種仲立業と呼んだ名残り。一方、海運業界には、通関や国際船舶輸送(現在は航空輸送なども含む)などを手掛けるフォワーダーという業種がある。かつての乙仲は港湾内の陸と船舶の間の仕事だったが、一般的な貨物が減少しコンテナ輸送が主になってきたことで、乙仲企業がフォワーダーを兼ねるなど、業種の境目は無くなってきている。



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