厚生労働省の諮問機関で労使と学識経験者で構成され、最低賃金について審議する。先日、最賃時給の引き上げ額を示さなかったことで話題になった。新型コロナウイルスによる景気低迷で労使の主張が激しく対立し、双方が合意できる水準を見いだせなかった。学識者らによる公益委員は19年度の全国平均901円を維持することが適当との見解を示した。コロナ禍のもと、最賃引き上げよりも雇用維持が優先されるということだが、貧困問題や地域間格差など、最賃を引き上げるべきとしてきた状況が改善されたわけではない。
《FB用語解説》中央最低賃金審査会 コロナ禍で引き上げ額示せず
2020/08/14 06:22 更新