密度が粗く、薄い平織物。綿、綿混が主流。肌触りが優しく、用途はベビー肌着やパジャマ、ハンカチが多い。マスクや包帯など医療品の定番素材でもあり、政府が全世帯に配布した布マスクにも使用されている。糸は標準より撚る回数が少なく、柔らかい。太さは薄手のTシャツが作れるくらいの30~40番手が中心。これをタテ、ヨコに用い、交互に1本ずつ交差するよう、ざっくり織る。1枚では糸と糸の隙間が大きいので、マスクでは何枚も重ねたり、二重織り(ダブルガーゼ)にするなどして、捕集効果を高める。重ねることで空気の層が生まれ、保温や保湿効果も向上する。
《FB用語解説》ガーゼ 布マスクの定番素材
2020/05/18 06:22 更新