透け感やハリ感、光沢感がある平織りの薄地織物。シンプルな織り組織で、経糸、緯糸ともコーマ掛けして長さを揃えた50番手以上の細番手の単糸を1本ずつ交互に組み合わせる。経緯の密度は160本以上ある。織り上げた生地に硫酸仕上げで擬麻(ぎま)加工することで、麻のようなハリとコシのある風合いと透明感を出す。生地自体に加工しているため、洗濯しても風合いが変わりにくい。もともとは綿織物で、目の粗い薄地織物を指したが、化合繊やシルクなどに広がった。ドレスやベールのほか、春夏の重ね着素材でも注目される。
《FB用語解説》オーガンディ 透け感やハリ感のある薄地織物
2020/03/30 06:23 更新