関税暫定措置法第8条の略称で、加工再輸入減税制度とも。日本から生地を輸出し、海外で縫製し、衣料品にして輸入すると、原材料の割合に応じて関税が減額される。日本製素材の保護を目的に設置された制度。日本化学繊維協会によると、暫8による減税額は年間117億円(推定)で、大半が中国との繊維品貿易によるものと想定している。3月31日で期限切れとなるが、日本繊維産業連盟より4月以降3年間の制度延長要望が国に出され、延長の方向で了承された。通常国会など必要な段取りを経て延長される見通し。
《FB用語解説》暫8(ざんぱち) 海外縫製・再輸入で関税減額
2020/02/13 06:22 更新