《FB用語解説》エレクトロスピニング ナノファイバー製造で注目

2020/02/04 06:23 更新


 Electrospinning。極細の糸を電気的に紡ぎだす技術で、静電紡糸法、電界紡糸法とも呼ばれる。超極細繊維、ナノファイバーを作る代表的な製造法。高分子溶液などに高い電圧を加え、反発する静電気の力で溶液が引き伸ばされ分裂、微細化して極細繊維ができる。ナノファイバーを作るには、溶液の配合や濃度、電圧の強さ、使う設備など様々な要素が絡み合い、ノウハウ蓄積に時間がかかったが、医療用やフィルター関連などの不織布で量産化が進んだ。衣料でも高性能な透湿防水生地などができており、注目されている。



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