《FB用語解説》化炭ウール 植物性の混じり物を取り除いたウール

2019/09/02 06:23 更新


 原毛に混入している種子などの植物性の混じり物を、洗浄後に希硫酸をかけて乾燥させ、その後熱を加えて植物のみを炭化させて除去したウール。「ウールが酸に強いのに対して植物は酸に弱い」という特徴を利用して加工する。洗浄だけでは植物性の混じり物が取れにくいウールもあり、羊毛加工で欠かせない。化炭ウールは紡毛や梳毛の衣料用のほか、寝具の詰めわた用ウールなどで使用される。化炭ウール加工は、豪州のほか中国、フランスなどで行われている。日本向けは中国産が多い。



この記事に関連する記事