シャトル(杼(ひ))を使用しない無杼織機の一種。レピア(剣)と呼ばれる2本の細長い金属の棒や薄板を使って緯糸を通す。片側のレピアの先端ヘッドで緯糸をつかんで経糸の中央に運び、もう一方のヘッドに受け渡して緯入れする。緯入れのたびに緯糸をカットするため、生地の両端にシャトルの往復でできるような耳がない。シャトル織機よりも高速で、織物も薄く均一に仕上がる。無杼織機の中では歴史が古く、水圧や空気の力で緯糸を通すウォータージェット織機やエアジェット織機がより高速で、現在の主流機種になっている。
《FB用語解説》レピア織機 細長い金属で緯糸通す高速機
2019/08/23 06:21 更新