アサ科の大麻から採れる繊維。家庭用品品質表示法では「植物繊維」となり、「麻」と表示するアマ科のリネン(亜麻)やイラクサ科のラミー(苧麻=ちょま)とは区別される。大麻は縄文時代から利用され、茎や種、葉、根など全ての部位が産業用途に活用できる。麻類の中でも栽培の環境負荷が低いとされ、サステイナブル(持続可能)な素材として関心が広がる。繊維は多孔構造で吸水・速乾性、調湿性に優れる。麻人気が続くアパレル市場で20年春夏はヘンプ使いの新しい素材が注目される。
《FB用語解説》ヘンプ 大麻から採れる地球に優しい繊維
2019/04/23 06:22 更新