カシミヤなど動物種の判定が難しい獣毛について、光学顕微鏡写真の判定を補完する方法として考案された鑑定法。羊やヤギ、ヤクなど動物種によってアミノ酸の配列は異なる。このアミノ酸配列の差異を利用して、動物種(定性)を区分けする。カシミヤ繊維の判別法としてISO(国際標準化機構)の規格に採用された。カシミヤに異なる獣毛を混ぜてカシミヤ100%を偽装するケースがあり、国際標準規格が利用されることで、カシミヤ繊維製品の偽装防止効果が期待される。
《FB用語解説》DNA鑑定法 獣毛の動物種の判定法
2019/02/18 06:23 更新